妻は実はグリマルディ家の子孫である。「モナコ王位継承者!?すっげええ」と思ったのは私だけだ。随分と昔に王位継承の権利は無くしたらしいが、血は何処かで繋がっているそうだ。妻の実家にはグリマルディ家のダイヤモンド/菱形の紋が入った家具があったりするので、話を聞いてもよく分からないけど凄いんだねって返事してたけど、実際は『本当に』よく分かっていない。というか聞いても難しいので、さらっと聞いて、とりあえずグリマルディが王様なのね、っつーのは知っていた。しかし妻の実家の歴史を知らないというのもなんだから、今回折角なので調べてみようと思い立ったわけ。人間は無知というのが一番恐ろしい。
英語でググれば沢山出てくるが、いかんせん読むのが面倒だ。まずは日本語で調べることにする。ずっとグラマルディーだと思っていたが、日本語読みではグリマルディらしい。グリマルディ家というのはモナコが舞台だ。ネットで得た情報をさらっとコピペ(←文句言うな)すると__
『西暦13世紀末、イタリア共和国にあるジェノヴァでは法王派と皇帝派が激しく争っていた。その結果、法王派のグリマルディ家はジェノヴァを追放されてしまう。フランチェスコ派の修道士だったフランソワ・グリマルディを中心としたグリマルディ家の人々は、今のモナコを占領して、それが約700年前の出来事。』
ということで、グリマルディ家の子孫が現在のモナコの王様である。私はグリマルディ家はフランスだと思っていたが違ったようだ。まあ、近いっちゃー凄く近いけどね。全くこれだからちゃんと人の話は聞けと言われるんだが、これだけ大きな家系だから妻の祖母は凄く遠い親戚といったところか?思えば私がアメリカではなくイギリスを選んだのは歴史の長さだった。私は伝統が好きなのだ。あ、そんなことはもうとっくに知ってるか。
私は祖父母の名前を知っているのが精一杯のレベルで、祖先が一体どこから来たのか、どういう生活をしていたのか、全く見当がつかない。技術がこれだけ進歩したのにネットで家系図を簡単に調べることも出来ない。海外に住んでいる私は日本の市役所に行く機会も殆ど無く、少しもどかしい。コンピューター大国の日本がこんな様なのは何か理由があるんだろうか?
無知が一番恐ろしいと書いたが、先日私の好きな映画「たそがれ清兵衛」を鑑賞していて長女が清兵衛に「針仕事は役に立つけど、学問は何の役に立つの?」と質問していて「これは難しい質問だ」と心底思ったもんだ。「自分の頭で考える力があると、これから世の中がどんなに変わっても生きていくことが出来る」と答えていた。
グリマルディ家
27/04/2012 投稿者: yukishima
コメントを残す